中国の検索エンジンサイトを運営する際、実際には、日本と比較してインフラ周りの設備が不十分であるといえます。これに帰して様々な問題に直面する事があるのは事実です。確かに、通常のコーポレートサイトつまり簡易なサイトなどであれば、気にならないでしょうが、本格的なショッピングサイト、オンラインゲームを運営する場合には、いわゆる南北互通問題が最も大きな問題として上がってくることは避けられません。
これは、2002年5月に、旧中国電信が分割され、長江を境とした南部を中国電信、北部を中国網通の管轄に分けたところから発端します。この二社の相互間接続が、肥大する中国のインターネットトラフィックを処理するには不十分な帯域しか準備されておりませんでした。南部エリアから北部のデータセンターに設置されているサイトに接続する場合、または、その逆においてもストレスを感じる速度となっているのです。
この問題の解決に向け、当事者間による協議が開始されたようですが、進展があるまでにはまだまだ時間を要するようです。しかし、上に法あれば下に策ありの中国ですから、データセンターレベルでこの問題を解決しようとしている動きもあるようです。実際に中国でデータセンターを選ぶ際には、サービス展開エリアであったり、サイトの規模感、予算を踏まえた上で場所を確定していきます。またはオンラインゲームサイトなどのように複数エリアのデータセンターにサーバを分散して置いていくという方法もあります。
上海では日本のデータセンター事業社が中国電信との合弁により、データセンターを運営している場合もあります。中国のデータセンターの場合、品質水準は上がってきているとは言え、セキュリティ・個人情報保護に関する認識は、依然、低いと言わざるを得ない状況です。日本企業の場合、中国においても日本のコンプライアンスを適用する必要があったり、日本のシステムを中国にポーティングする必要があるケースが多々あります。そのような場合においては日系のデータセンターを活用されるとよいかもしれません。