中国の検索エンジン最大手である百度(Baidu)は、CtoCの電子商店街市場に進出すると発表したようです。すでに独立した事業部門を立ち上げてはいるのですが、今後も独立したドメインを持つオンラインショッピングプラットフォームを開設するということです。また、物流システムとオンライン決済システムの構築においては、M&Aを含め、協力パートナーを探していくということです。
インターネットなど情報通信産業に関する調査研究を行っているiResearchによると、CtoCの電子商店街ポータルサイトのユーザーは6,380万人だといわれています。そして、この全体の49.2%にあたる3,141万人がショッピングポータルを訪問する前に中国の検索エンジンを使っているというのです。これから検索エンジンがCtoC型オンラインショッピングと強い関連性を持っていることが分かるでしょう。
百度のCEO 李彦宏氏は、中国の検索エンジン市場で74.5%という圧倒的なシェアと、百度空間など世界最大規模の中国語インタラクティブ・コミュニティを保有していることを強調しています。e-コマース市場に進出し、成功を収めるための最も信頼できる基盤となるとも語っています。つまり百度の競争優位性を強調したのです。また、現時点でも主要数社のCtoCのオンラインショッピングプラットフォームへのアクセス数の3分の1が百度経由だといいます。
百度はこうした実績を踏まえ、中国で初めて検索エンジンをベースとしたe-コマースのコンセプトを提唱した形になります。百度副総裁の兪軍氏は、ユーザーに、品揃えが豊富で、アクセス速度が速く、使い勝手もいいCtoCオンラインショッピングプラットフォームを提供していくと語りました。百度は、上位3社がしのぎを削る激戦区に新規参入することになります。もちろん、電子商取引のCtoC市場における競争激化も避けられそうもないのですが、さらに中国の検索エンジン最大手百度の挑戦は続きます。